おれさまの逝きざま

ついに「おれさま」が最期を迎えようとしています。

餌は食べることができません。水を少しだけ口にする程度です。

体は即身仏になる僧侶のようにガリガリです。

命の火が消えようとしていますが…これが動物として本当の逝き方のように思えます。

人間のようにたくさんの管につながれて延命をされるのは、生き物としてどうでしょう?

 

いつものようにひなたでお世話をすると、気持ちよくて嬉しいのかゴロゴロと喉を鳴らします。

義理堅い「おれさま」です。